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気の先生 [見聞]

【こんなことを見聞きしたシリーズその4】

 十数年前の話。ある集まりに、「気」の一種の技法や治療を指導しているという女性が参加した。その世界ではよく知られた技法である。そして会が終わって打ち上げのときのこと。
 興味があったので、まずは話のとっかかりとして、気とはどういうものなのか、気を感じるというのはどのような感覚なのか、と質問してみた。するとその答は、何かを見たり触ったりしていると、気持ちいいとか悪いとか感じるでしょう、それが気です、というものだった。
 素人にも分かりやすい表現をしているのかなと思い、次に少し突っ込んだ質問をしてみた。
 たとえばここに一台の車があるとする。Aさんはかつて同じ車種にはねられ怪我をしたことがあって、今でもその恐怖からこの車を見かけると嫌な気分になる。そういった経験に由来する感覚と、その車そのものが発している気との違いは、いったいどのように区別しているのか?
 これに対する返事が次のようなものだった。

 気の先生「はあ、なんか難しい哲学的なことを考えるんですねえ。よくわかりません」

 そしてその場からさっと離れていった。上記のような区別を説明できない、もしくは考えたこともなく哲学的(!)な問題だとするような人でも教室を開いて「先生」として気を教えているという現実に、唖然とした。他にこのような人たちと話をしたことはあまりないのだが、この程度の認識しかなくて、伝授された技法を用いるだけで、本当に「気」を操っているのだろうか。何だかとてもあやふやでいい加減な感覚としか言いようがないのだが。

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